消息
2024年10月2日
イスラエル攻撃、米介入けん制 「緊張激化は求めず」 イラン外相
【イスタンブール時事】イランのアラグチ外相は2日、地元メディアに対し、イスラエルへ1日行った弾道ミサイル攻撃を巡り、米国に対して介入しないよう警告したことを明らかにした。
【ひと目でわかる】イランとイスラエル
攻撃後にスイス経由で伝達したとして、「われわれは緊張激化や戦争を求めていないが、戦争を恐れてはいない」とけん制した。
アラグチ氏は、ミサイル攻撃は自衛権の行使だと正当化し、攻撃を継続する意図はないと主張。軍事・治安関係施設のみを標的にしたと強調した上で、「紛争の可能性はあるが準備はできている。今後数日で地域が一定の安定を取り戻すよう期待している」と語った。
2024年9月18日
自民党総裁選、沖縄で外交・安保巡り論戦…石破氏は「日米地位協定見直し」明言
自民党総裁選(27日投開票)の演説会が17日、那覇市内で開かれ、9人の候補者が出席した。石破茂・元幹事長(67)は日米地位協定の見直しなどの持論を訴えた。政府・自民内では、継続性が求められる外交・安全保障政策の急激な転換を危ぶむ声が出ている。
「地位協定の改定に着手すべきで、(米軍)基地は自衛隊と共同管理にする」
石破氏は演説会で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に隣接する沖縄国際大に米軍ヘリコプターが墜落した事故を振り返り、こう強調した。
(写真:読売新聞)
地位協定を巡っては、沖縄県内に抜本的な改定を求める声が強いが、政府はこれまで補足協定の締結や運用改善などで問題に対処してきた。
これまでの討論会などで、石破氏と、高市早苗経済安全保障相(63)は外交・安保に関して独自色が際立っている。
両氏は核政策の見直しにも言及しており、石破氏は米国と核兵器を共同運用する核戦力共有、高市氏は非核三原則の見直しに向けた議論の開始をそれぞれ求めている。
高市氏は首相としての靖国神社参拝や、中国が日本の排他的経済水域(EEZ)内に設置したブイの撤去を明言し、中国などへの強硬姿勢が鮮明だ。
両氏のスタンスに、閣僚経験者は「これまでの政府方針を大きく変えるもので混乱が生じかねない」と懸念を漏らした。
候補者の発言に対し、認識の甘さを指摘する声もある。石破氏は14日の公開討論会で、米国のトランプ前大統領が11月の大統領選に勝利し、日米同盟の追加負担を求めた場合、「誰が大統領でも数字をおさえて議論すれば、私どもの主張の正当性はきちんと認められる」と自信を示した。
小泉進次郎・元環境相(43)は北朝鮮の拉致問題に関し、自身が金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記と同世代だと述べ、「トップが動く外交で新たな展開を切り開きたい」と意欲を示した。
ただ、外務省幹部は「トランプ氏に正論をぶつけ、関係が悪化した首脳は多い。北朝鮮問題はトップ外交につなげる戦略の具体性が不可欠だ」と指摘した。
2024年9月18日
日鉄による買収成立を楽観 USスチールCEO「自信ある」
【デトロイト共同】米鉄鋼大手USスチールのデビッド・ブリット最高経営責任者(CEO)は17日、日本製鉄による買収成立を楽観する姿勢を示した。中西部ミシガン州デトロイトで記者団の取材に応じ、日鉄の買収計画を審査している対米外国投資委員会(CFIUS)などの判断に関し「最終的な決定に自信を持っている」と述べた。
【写真】日鉄買収「日本よ。おめでとう」 トランプ氏、バイデン政権皮肉る
日鉄によるUSスチール買収を巡っては、安全保障上の懸念を理由にバイデン米大統領が阻止する姿勢だと報じられるなど、計画は難航している。ブリット氏は当局による買収審査を「尊重する」と説明。その上で、日鉄による買収は従業員や顧客を含め「全ての利害関係者にとって最良の取引であると確信している」と語った。
今回の買収を巡っては全米鉄鋼労働組合(USW)が当初から反対を表明。USスチールの本社は11月の大統領選の激戦州とされる東部ペンシルベニア州にあるため、民主党候補のハリス副大統領や、共和党候補のトランプ前大統領も労組寄りの姿勢を見せている。
2024年9月18日
人気ラッパー「パフ・ダディ」が性的人身売買などの罪で逮捕・起訴…麻薬使用し拒否する女性の髪をつかみ引きずり回す 動画撮影し脅迫も
アメリカの人気ラッパーで「パフ・ダディ」や「ディディ」の名前でも知られるショーン・コムズ被告が16日、ニューヨークで性的人身売買などの罪で逮捕され、起訴されました。
ニューヨーク州の連邦地検はショーン・コムズ被告が性的人身売買などの罪で起訴され、捜査当局が逮捕したと発表し、起訴内容の詳細を明らかにしました。コムズ被告は無罪を主張していますが、検察は「逃亡のリスクが非常に高い」として、裁判までの勾留を求めています。
コムズ被告は、90年代からラップ歌手として人気を博し、マライア・キャリーやメアリー・J・ブライジさんらの作品にもプロデューサーとして参加するなど、音楽界に大きな影響力を持っており、アメリカメディアは「第2のエプスタイン事件」に発展する可能性があると報じています。
検察が発表した起訴内容は以下の通り。
「コムズ被告は、女性の被害者に対し複数の男性の売春夫らと行う長時間の性的パフォーマンスに参加するよう強要、脅迫した」
「その行為は数日間続くこともあり、様々な麻薬が使用された」
「コムズ被告は被害者の動画を撮り、被害者を脅迫するのに利用した」
「参加を拒否すると、被害者の髪をつかんで引きずり回したり、殴る蹴るなどの暴行を加え、治療に数週間かかる怪我を負わせた」
「家宅捜索で、大容量の銃器や弾薬、性行為に使用されたベビーオイルや潤滑剤1000本以上が押収された」
フジテレビ,国際取材部
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